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タイトル-湯先生の部屋
 
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レンコン
 

極楽の花 濁った沼地でも美しい花を咲かせる蓮の花は、古くから特別の印象を与える存在だったようです。
多くの仏像が蓮の花を台座にしているのは、穢れた娑婆(現実世界)と清らかな極楽(仏の世界)の対比を象徴しています。
蓮の花の御利益を願って、食用・薬用に利用されたのは相当古い時代からのようで、2000年前の≪神農本草経≫には既に、その記事が載っていました。
 
蓮の効用 蓮は、根から花まで細かく分けて利用されています。  
【蓮根】
蓮の根の部分で、食用と薬用に使われます。
レンコンは日本でもお馴染みの食材ですね。
中国南部では日本と同じように食材として様々な料理に使われています。
私のいた中国東北部では旬の時期が短いので、乾燥したものを薬用に使うケースが一般的でした。
薬膳では、生のまま搾って果汁や野菜汁と組み合わせ「薬膳ジュース」にしたり、「レンコンの煎り煮」「レンコンとキュウリの胡麻酢和え」「レンコンの肉詰め」などの料理や、粉にしたものを小麦粉と混ぜてパンを作ったりします。
消化機能を活発にし、血液の循環を良くする働きがあります。また、肌を美しくする効能もあります。
 
【蓮の実】
中国では「蓮子」とよばれ、生命力を養い、精神を安定させる働きがあるとされます。
不眠症の治療薬膳としての評価が高く、男性の精力回復にも使われています。
お粥に蓮の実を入れる「蓮子粥」はもっとも手軽な薬膳です。
 
【蓮子心】
蓮の実が熟す前の若芽です。蓮の実よりも精神安定効果が大きいとされます。
 
【蓮の花芯】
「蓮須」とよばれ、遺精・多尿などに効果があります。
 
【蓮房】
蓮の実をのせる花盤の部分です。
薬用として、婦人病や生理不順の治療に使われます。
 
【蓮葉】
食用にはあまり使われません。
解熱や吐き気を抑える薬用として、また米飯などを包んで蒸し焼きにする特別の料理などに使われます。
(写真は「実用中薬彩色図譜(人民衛生出版社)」より
 
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