ピーナッツの話
ピーナッツは
食材
意外に思われるかも知れませんが、中国ではピーナッツは食材の一つとしてさまざまな料理に使われています。
「おいしい薬膳」でも「
ピーナッツ入り黒胡麻豆腐
」「
黒米粥のバリエーション
」「
豚肉とピーナッツの炒め物
」などをご紹介しましたね。
また「
りんごのパウンドケーキ
」のようにお菓子の材料としても、よく使われています。
日本のようにお酒のおつまみとしても食べますが、それにも色々な食べ方があります。
八角・花椒・塩の調味料と一緒に煮てそのまま食べたり、それを乾燥させて「五香花生米」という有名なおつまみにしたりします。またピーナッツを炒めたり、揚げたりして熱いうちに砂糖ときな粉をまぶしたものも美味しいおつまみになります。
煮てよし、焼いてよし、炒めてよしと、ピーナッツは万能の食材として親しまれているのです
長生きの実
ピーナッツがこのようによく使われるのは、癖のない味でどんな食材とも相性が良いこと、そして何より、効能が多いことによります。
ピーナッツを常食していると、体内の活動を活発に保ち、動脈硬化の予防にもなります。老化を防ぐ効果もあるので、中国では「長生果」という別名も付けられました。
いつまでも若々しく元気でいたいという願いが込められた名前ですね。
薬膳にも
ピーナッツ
日本では料理にピーナッツを使うことはあまりないようですが、ピーナッツの効能は中医の薬膳にはとても重宝なものです。
例えば、ピーナッツには補血作用があるので貧血の治療の補助として使われ、各種の出血症に対しては薄皮の止血作用がある程度効果があると認められています。
また、ピーナッツを米酢に漬けたものを毎日10〜20個食べると、血圧を安定させて高血圧にも効果があります。
黒砂糖と一緒に煮たものは糸球体腎炎の治療に使われているという具合です。
ピーナッツの
名産地
日本では、千葉県のピーナッツが有名ですが、中国では山東省のものが一番良いと言われています。この地方のものは大粒で、一つの殻に4〜5個の実が入っているのもあります。味ももちろん一級品です。
どんな植物でも栽培される環境によって、味や栄養価が大きく違ってきます。ピーナッツに限らず食材を選ぶときは産地にも注目してみましょう。
ピーナッツで
子だくさん
中国には古くから、新婚さんのベッドに親や先輩たちがピーナッツと栗を置く風習がありました。
ピーナッツは「花生」、栗は「栗子」ですから、「(開)花ー生ー子」。子供がたくさん生まれるようにというおまじないです。
今の中国は一人子政策ですから、こうした慣わしも次第に廃れてしまうでしょうね。