羊肉
1万年以上の
歴史
日本では今ひとつ馴染みが薄いようですが、羊が食用として家畜化されたのは紀元前8000年頃といわれています。人類が羊肉を食料としたのは一万年以上前ということになりますね。
中国では唐の時代の「金匱要略」という医学書に、羊肉を使った薬膳の記載があります。その中の「
当帰生姜羊肉湯
」は食事療法の薬膳として現在でも使われています。
ヘルシーな羊肉
羊肉の脂肪分は体内で溶けにくく吸収されにくい性質をもっています。コレステロール値も魚肉なみに低いので、ダイエットに最適といわれています。
また体内の脂肪を燃焼させてエネルギーに変える働きのあるカルチニンの含有量が格段に多いことが近年話題になっています。
冷え性にも
現代医学の研究により、羊肉を煮込んだスープは血液の循環を良くする働きがあることも分かりました。
特に末梢の毛細血管の血液の流れを良くしますので、日本の方に多くみられる冷え性などに効果があります。
いわゆる現代病に対しても予防や症状を改善する作用があります。
食べ方いろいろ
中国では冬の寒い時期に、煮たり、スープにしたり、鍋料理にしたりと幅広く使われています。
寒気を払って体を温める効果を高めるためには当帰(写真右上)や朝鮮人参(写真右下)・生姜などを一緒に使います。また羊肉独特の臭みを取るにはクルミやニンジンが使われます。
産後などの体力不足の食事療法としては、羊肉の鍋料理にナツメ・生姜・エビなどを加えると体力の回復を早める効果があります。