朝鮮人参
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朝鮮人参って何?
朝鮮人参?
私が日本に来た当初、日本の知人と朝鮮人参を買いに行きました。
私は中医の医者なのだからいいものを選んでくれといわれました。「朝鮮人参」?見るとただの人参です。それも中国産。当時の私は日本語がよくわからなかったのですね。
中国では「朝鮮人参」とは言いません。日本で言う「朝鮮人参」は、ただの「人参」、日本の「人参」は「胡蘿蔔」(コラフク)と呼ばれ、食べ方も同じで す(「人参」江戸時代に日本に入ってきたようで、そのときには「胡蘿蔔」と呼ばれていたようです)。
ちなみに、朝鮮人参はウコギ科、人参はセリ科でまったく違う種類のものです。種類も形も違うのに、おかしいですね。
中国では
家庭常備薬
朝鮮人参というと、妖しげな精力剤のように感じられる方もいらっしゃるでしょうが、中国ではとても身近な存在です。
医薬品として重要視されていることはもちろん、一般家庭でもおなじみの食べ物です。
人参酒は中国家庭の常備薬です。
大体は朝鮮人参と2〜3種類の中薬とを
野生の朝鮮人参(野山参)
組合わせる先祖伝来の製法で、どの家も家庭の味(?)をもっています。
また、身体の調子がよくないときなどには
人参スープ
を飲まされます。「朝鮮人参と取りの水炊き」なども中国では普通の食べ物、贈答に朝鮮人参を使うこともよくあります。
日本と違って、朝鮮人参は生活の中に溶け込んでいるんです。世界の朝鮮人参の85%は中国産ですから、当然なのかもしれません。
効能
朝鮮人参本来のの五味四気は、甘、微苦で、微温です。
最初に医学書に現れたのは紀元前の「神農本草経」、五臓の働きを助け、精神安定、意識明快、頭脳明晰にさせる働きがあると書かれています。
現在では、滋養強壮はもちろん、体質改善、病気に対する予防、回復力を高める、血圧の調整、腫瘍を抑え、食欲改善、赤血球を増やすなど、多種多様な効能が認められています。
上:
紅参
下:
生晒参
これだけの効果をもっているのに、強精材のように扱われるのはちょっと可哀想です。正しい評価をしていただきたいですね。
精製法
朝鮮人参は薬用、食用両方あります。薬用はもちろん資格がないと買えません。その区分けは製法にあります。朝鮮人参の3つの製法を紹介しましょう。
生晒参
:新鮮な人参を日光で乾燥します。
紅参
:新鮮な人参を3時間ぐらい蒸してから、乾燥させます。
白参
:新鮮な人参を沸騰したお湯で3〜7分煮、専用の針で刺してたくさんの穴をあけてから濃砂糖液に10〜12時間漬け、さらに乾燥します。
紅参
のスライス
どれも乾燥することで水分をほとんどなくします。乾燥すれば保存はききますね。
紅参
は薬酒にも使いますが主として薬用です
。性質は熱性、効果の強いのが特徴です。他の二つは薬用、薬膳用、食用に、特に白参は薬膳・食用に多く使われます。
写真は「
」 人民
生出版社(中国)より転載
朝鮮人参の五分粥
朝鮮人参と鶏の水炊き
朝鮮人参と茸のスープ