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脂肪肝(2)
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脂肪肝の 食事療法 |
- 低カロリー・高蛋白
肥満は脂肪肝の患者の宿敵といえます。カロリーの摂り過ぎは体重の増加と脂肪の合成過多を招き、肝細胞の脂肪化を加速させます。したがってカロリー摂取量の調整は、脂肪肝治療のもっとも重要な原則です。
高蛋白の食物は肝細胞を保護し、肝細胞の修復や再生を促進させます。また体内の新陳代謝を刺激する特殊な動力作用もあるので、適度な高蛋白の摂取はダイエットの手助けにもなります。豆腐や豆製品、赤身の肉、魚、エビ、脱脂乳など良質の蛋白質を多く食べると良いでしょう。
- 食物の組み合わせに注意
脂肪肝には菜食主義が良いと思われている人がいますが、これは間違いです。短時間に急激に脂肪の摂取量が低下すると、効果がないだけでなく低血糖の症状を引き起こすことになってしまいます。全体のカロリーが同じ状態では、高蛋白、適度な炭水化物と脂肪は、どれも欠くことのできないものです。理想的な比率は、総カロリーの15〜20%が蛋白質(1/3以上は良質な蛋白質)、脂肪が20〜25%、糖分が50〜60%とされます。糖分の素になる炭水化物は、雑穀類から摂るようにして、野菜や果物に含まれる自然の糖分以外のもの、精製糖や加工ジュース、果物の缶詰などはできるだけ使わないようにします。糖分の摂取過剰はインシュリンの分泌を増加させ、糖分の脂肪転化を促進させますので脂肪肝の快復には大敵なのです。
脂肪肝の患者は、できるだけ精製された食品を避け、主食は雑穀類にして、野菜や果物を多く食べるようにし、キノコ類や海草などで食物繊維も充分摂るようにします。食物繊維が豊富な食材には、蕎麦、燕麦、玄米、堅果類、豆類、椎茸、昆布、ワカメ、キクラゲなどがあります。
- 水分補給
肥満型の脂肪肝患者にとって毎日の適度な水分補給は、腎臓の働きを調え、ダイエットや肝臓の脂肪代謝に効果的です。私たちが一日に必要とする水分量は2000ml程度とされていますが、一度に飲みすぎると消化器官や腎臓に負担が掛かってしまいます。ミネラルウォーターや緑茶、菊花茶などを適量ずつ飲むようにすると良いでしょう。牛乳やコ−ヒーその他の飲料で代用してはいけません。
- 規律ある食習慣
脂肪肝の患者は、食習慣を調えることも大切です。一日3回規則正しく食事し、過食や節食、食事抜き、夜食などは控えます。また早食いや高カロリー、味つけの濃いものは避けるようにして、体内の脂肪の蓄積過多を防止します。
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脂肪肝予防の 注意点 |
飲酒によるアルコールの90〜95%は肝臓で処理されます。一般的には、体重1kgあたり1時間に60〜200mlのアルコールが処理されています。体内から完全にアルコールが抜けるまでには、3〜10時間必要ということになります。飲酒は肝臓への負担が大きくなり、連日大量の飲酒を続けていると、健康特に肝臓を損なう原因となります。
- 食後直ぐのお茶は不可
肉や魚、卵など高蛋白・高脂肪の食事をした後、口の中をサッパリさせるために直ぐお茶を飲む習慣の人がいます。これは科学的に見ると正しい方法とはいえません。お茶に大量に含まれるタンニンは蛋白質と結合すると、消化しにくいタンニン酸蛋白質となり、腸の蠕動を弱めて便秘になりやすくさせます。そして体内の有毒物質を増加させて肝臓の負担を増やし、容易に脂肪肝を引き起こしてしまいます。
- 充分な睡眠が必須
多くの脂肪肝患者は、不眠、情緒不安定、倦怠感、無気力などの症状を伴っています。したがって脂肪肝患者は充分に睡眠時間を確保して体力の消耗を抑えなければなりません。また休息は糖分や蛋白質の分解を抑え、乳酸の発生を減少させます。肝臓への生理的負担を減らすには睡眠も重要といえます。
- ニンニクは控え目に
ニンニクは温性の食材で、五味は辛。気の流れを活発にし、脾胃を温める他、解毒殺菌作用もあります。ただしニンニクに含まれる或る成分は胃や腸を刺激して消化酵素の分泌を抑制しますので、食欲や消化吸収に影響を及ぼします。これは脂肪肝患者にとってはマイナスとなります。
- 読書やテレビは程々に
長時間の読書やテレビ観賞は、肝機能に悪影響を与え、免疫能力を低下させて脂肪肝の快復にも支障を来たします。
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