普段私達が「食べる」時には、「味」と「栄養」がポイントになりますね。薬膳では、「味」と「栄養」に加えて、食べ物が その人に適しているかどうか、 季節や寒暑の変化に応じているか、 食材同士が有効に機能するか、 等という点も考えます。 これは、食べ物と人の相性、食べ物と食べ物の相性を考えるからです。薬膳のこういった考え方は、中国伝統医学のバランスの考え方から来ています。
中国医学では、病気はバランスが崩れた状態と考えます。厳密に言いますと、
というふうになります。
どういうバランスかといいますと、 体内のバランス 自然とのバランス 環境とのバランスなど、 あらゆるバランスが対象になります。 栄養学でもバランスを重視しますね。栄養素の不足はもちろん、摂り過ぎもいけません。中国医学では栄養のバランスだけでなく、季節や天候等自然界も含めたすべてのバランスを考えます。
軽い病気 重い未病も
絵にすると右のような状態でしょうか。未病とは、病気でない状態、格別どこもおかしくない状態も含まれます。 未病も病気も、バランスが崩れている点は同じです。症状が現れているかどうかの違いです。 勿論、ひどくバランスが崩れた状態では症状に現れることが多いですね。
しかし、なかなか病状が現れない時もありますね。ちょっとした原因(気候の変化とか、過労など)で症状が現れる場合もあります。 また、 軽い未病もあれば重い未病もあります。 逆に、症状が出ていても、崩れが軽い場合もあります。